食品メーカー工場内のポンプの騒音対策~移動可能な防音壁(キャスター付き防音パーティション)を応用
製造部Iです。
東京オリンピックのチケット二次抽選の申し込み受付が先日をもって終了しました。前回の抽選では一つでも当たればいいなと思っていましたが、当選発表ではかすりもせず、家族や友人含めても当選した人がまったくいなかったので相当な倍率だったに違いありません。
球技などは国の組み合わせがまだ決まっていないので、どの日程に日本が登場するのかが不明で申込みしずらい面もありますが、サッカーやバスケなど他国の試合でも楽しめそうなものに応募してみました。
マラソンだけはチケットがなくても観戦にいけるかな?と考えていましたが、開催が札幌に変更になってしまったために目論見が外れてしまったのが悔やまれます。今度こそ当選するといいなと思いつつも、同時に「無理だろうな」と諦めている自分もいます。
さて、本日の記事ではキャスター付きの「防音パーティション」についてご紹介致します。
動く防音壁?~キャスター付き防音パーティション
防音壁と聞くと基礎コンクリートの上にドンと構える不動のものをイメージされる方が多いと思いますが、弊社のキャスター付き防音パーティションは可動式、しかも360度自由自在に移動が可能な防音パネルです。
パネルは「一人静タイプA(厚さ33mm)」を使用しており、通常の防音壁に比べると3分の1くらいの厚さですが、遮音性能は引けを取らず、しかも高い吸音性能も備わっているために反響や回り込みによる影響を受けにくいのが特徴です。また、パネルそのものが薄型軽量なため、施工や設置にかかる手間やコストが省けます。
防音ボックスへの応用~側面の二方向のパネルにキャスターを取り付け
先日とある食品メーカー様の工場内のポンプの騒音対策用に防音ボックスを納品致しました。仕様としては他の防音ボックス同様、側面4面と天板による5面体防音ボックスですが、側面の二方向をキャスター付きのパネルにし、本体から外してL字を保ったまま移動できるような構造です。本体との接続は手締めビスなので、簡単に取り外し移動が可能です。
通常のメンテナンス用の扉ですと、内部に人が入るためのスペースを確保する必要があるため、必然的に外寸も大きくなってしまいます。しかし、このように壁そのものをキャスターで移動できるような仕様であれば、内寸も必要最低限になり、ボックスの小型化に繋げることができます。
他にも、工場内で大きな騒音を伴う加工作業をする際にも防音パーティションが有効です。パネルをすーっと動かしてちょっとした作業スペースを作るだけで、周囲へ拡散する音量レベルは大きく変わります。下の画像はキャスター付きパーティションに更に天板を施した防音ブースで、高い機動性そのままに、より高い防音性能を発揮可能です。
このように防音ボックスの機能の一つとして、キャスター付きの防音パーティションを応用するケースも最近は増えてきております。
貸出パネルにて試用が可能です(有償)
現在静科では防音パネルの貸出サービスを行っております。購入前に実際の防音効果を確かめたい方は是非ご活用下さい。貸出は一度に出せる枚数に限りがございますので、お問い合わせフォームまたはお電話にてご連絡頂きますようお願い申し上げます。
※なお、貸出サービスは有償にてご利用頂いておりますので予めご了承ください。