食品工場のクリーンルーム内真空ポンプの騒音対策!@神奈川~防音BOXにより騒音値を20db低減
こんにちは!ソリューション事業部のTです!
「フードファクトリー2019」出展中です‼
只今、東京ビックサイトでは「フードファクトリー2019」が開催中です!
この展示会では、労働安全の分野の現場で働く皆様の聴力保護、環境改善の提案をさせていただきます。
静科にはクリーンルーム用の防音パネルがございます。発塵性がほとんど見られない防音材なので、食品工場などでも使用していただけます!
会場では、皆様に合った防音対策を提案させていただきますので、ぜひお越しくださいませ!
食品工場クリーンルーム内真空ポンプの騒音対策‼
今回は神奈川県の食品工場内に設置した真空ポンプの防音BOXを納品しましたので、ご紹介いたします。
真空ポンプは製造した食品を缶詰やパウチに入れる際に使用されています。多くの工場で使用されていますが、工場の床がコンクリートの場合や、金属製の機械が多く設置されていると、音が発生したときに反響してしまい、騒音問題となります。
食品工場様では衛生面の観点からクリーンルームを設置しており、異物混入を防ぐため防音材で多く利用されているウレタンスポンジや繊維状のグラスウールの使用は避けている場合が多いです。そのため、家電や車の製造会社と違い、大掛かりな騒音対策ができないという問題も抱えております。
クリーンルームでもクラス・グレードがありますので、その内容に合わせて当社の防音パネルを提案しております。
「一人静タイプA」を使用した防音BOX導入で騒音値を20db低減
今回は食品工場でも使用可能な「一人静タイプA」で防音BOXを製作しました。BOXは真空ポンプの配管処理などの対応が多いため、工場で仮組した上でバラして納品いたしました。
配管をよけるための切り欠きや、蓄熱して故障しないように排気ファンも取り付けることで機械の温度が高くなるのを防ぎます。
設置前の騒音値は82dbでしたが、設置後は62db。人が話しているときと同じくらいの音の大きさまで低減させることができました。最初はうるさくて気になっていた音も、60dbまでさがるとほとんど気になりません。
弊社の防音BOXはドライバー1本で組み立て・解体・移設ができますので、設置後に配置換えを行うことも可能です。また、メンテナンスの頻度によっては簡易ドアを設けたり、キャスターを付けることもできます。
一般的な防音BOXは重量を増して遮音を行っておりますが、当社の場合は吸音効果を最大限に活用し、薄型軽量でも防音効果を発揮できる構造にしております。
ペーパーハニカムの中に発砲樹脂を充填して、アルミ板で挟んだだけのシンプルな構造体ですが、この3つ素材が複合体になることで高い音から低い音まで一律に吸音することができます。
工場・機械の騒音でお困りの方ぜひ静科にお問い合わせくださいませ。