【開発中製品】定在波・フラッターエコー対策用音響パネル~部屋の角に設置し安定的なサウンドを再現
みなさんこんにちは、製造部Sです。夏も終わりを迎え少しずつ涼しくなってきましたね。私の家の近くでは夕暮れ時にヒグラシが鳴いており、夏の終りをしみじみと感じています。
私が弊社に入社してから春夏と過ぎ、半年が経ちました。歳をとるとともに時間の流れは早く感じるのは本当なんだなと思うところです。
今回は定在波やフラッターエコーを対策用に「一人静タイプL 」を改造したものをご紹介したいと思います。定在波、フラッターエコーについては過去のブログでも紹介していますのでご覧くださいませ。
関連記事:フラッターエコー(定在波)とは?~フラッターエコー対策には調音パネル【SHIZUKA Stillness Panel】
室内の定在波・フラッターエコー対策用音響パネルを開発中
今回紹介する防音材は 「一人静タイプL 」の端材を使用しました。上記のブログで紹介している音響用パネル「SHIZUKA Stillness Panel」との違いですが、 「SHIZUKA Stillness Panel」 よりも30mmほど厚く、中に石膏ボードを挟み込ましてありますので、吸音面、遮音面において他の防音材よりも広い音域を防音することが可能です。
その 「一人静タイプL 」 の特徴とフラッターエコーなど、部屋の角に音が集まってしまう事を懸念して作成したのが上記の写真です。
「一人静タイプL 」 を細長めにカットし、マイクスタンドに取り付けました。マイクスタンドに取り付けることにより、ある程度の高さまで調節可能です。部屋の角にこの製品を置くことで、効率よく音を吸収し、 「一人静タイプL 」 による広い音域を吸音することで安定的なサウンドを再現することができます。
今回説明させていただいた製品は現在開発中です。近々音楽スタジオでこの製品を持っていき、プロの方々の声を聞いて今後の製品開発に努めて行きたいと思います。
余談ですが、第一線で活躍されている方々は少しの音の変化も聞き逃さずすごかったです。私にはなにがどう変わったのかわからない時が多々ありました。それでも弊社の製品が第一線で使われているのはとても嬉しい限りです。今後とも宜しくお願い致します。
音についての相談や、騒音での悩みなどございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。