小型ポンプ/コンプレッサー/モーター用消音ボックス~研究機関や大学からのお問い合わせが増えております
こんにちは、製造部Iです。
7月も終盤になり、いよいよ今年も甲子園が近づいてきました。神奈川県大会の決勝では東海大相模が日大藤沢に勝ち甲子園行きを決めましたね。なんと言っても24-1というスコアが衝撃の一言でした。
個人的には県立の星である相模原を応援していましたが、やはり私立の壁は厚く、準決勝で東海大相模に敗れてしまいました。敗れた学校の分も本戦で頑張ってほしいと思います。
さて、本日は過去に製作した小型機械用防音ボックスの紹介をしたいと思います。
ポンプ/コンプレッサー/モーター等に利用可能な小型防音ボックス
今回ご紹介するのはサイズが500mm角ほどの比較的小さめの防音ボックスになります。仕様は以下のようになっています。
- 低音から高音まで幅広く吸音・遮音が可能な「一人静タイプA」をパネルに選定
- 機械の出し入れ・操作用に正面に方開きの扉
- 機械のチューブを貫通させるための通し穴を左右に開通
- 機械のコード用に配線口を背面に設置
小型にもかかわらず防音性能はかなり高いです。社内実験では、85dBの音源を箱の中に入れた結果、49dBまで低減することができました。暗騒音(音源を鳴らしていない状態の周囲の音量)が43dBであったため、ほぼ機械音の影響を感じないレベルまで音が下がりました。ボックスのありなしでは体感で約1/8くらいの差が感じられます。
研究機関や大学から消音ボックスのご要望が増えております
今回の防音ボックスは某大学の研究室向けに製作したものになります。サイズや仕様など全てオーダーメイドのため、「余計な場所は取らず、研究室内に設置しても邪魔にならない」とご好評に加え、その防音性能にも驚きの声を頂きました。
ここ数年、大学や研究機関の方よりの騒音対策のご相談が増えてきております。研究所では、長時間の間狭い空間で神経を集中させて作業を行うことが多く、小さな音でも反響して耳障りになるケースが多いようです。
また、ノイズが直接的に研究の妨げになる場合もありますので、できる限り阻害要因を取り除く必要があります。防音ボックスにご興味ございましたら、まずはお電話やお問い合わせフォームにてお気軽にご相談ください。
また、以前にも大学関連の記事を記載しておりますので、こちらの記事も合わせてご参照下さい。
過去記事①「走査電子顕微鏡のノイズ対策で正確な研究をサポート@関西学院大学」
過去記事②「簡易無響箱でコスト低減・省スペース化@東京工業大学」