性能向上へのヒント~防音材の研究報告会
先日、神奈川大学、神奈川産業技術センターの方々にお越しいただき、弊社防音材の報告会をしていただきました。
この取り組みは、神奈川県産業技術センターの方にご協力頂き実現いたしました。弊社は防音材のメーカーですが、裏付けとなる原理や理論よりも製品が先に出てきてしまいました。実際のご使用や各メディアでも取り上げていただきましたが、なぜ、こんな性能がでるのか?の点については深く掘り下げていなかったのが現状です。メーカーとしても、何らかの裏付けを必要としておりましたので、この機会に神奈川大学の研究所にて1年間研究をしていただきまいた。
結果は、研究調査がまとまってからにいたしますが、我々が想定していた以上の研究をしていただきました。例えば、有効だと思っていた材料が少ししか効果がなかったり、逆に影響を及ぼしている材料があることも分かりました。
来年度以降は、如何にこの構造でいい部分を伸ばし、悪影響を及ぼしている部分を抑えるかが課題となります。防音材が複合体によって性能が上がることは確実ですが、各個体の相乗効果をさらに伸ばしていくことが必要になります。防音パネルの吸音性能・遮音性能は公的機関で常に取得しておりますが、今回は各部材を細かく研究していただきました。
研究分野で人材が不足している中小企業にとって、この取り組みは非常に有意義で助かっております。