超軽量の音響調整パネル「SHIZUKA-SDM」を製作~製品の特徴を解説
みなさんこんにちは。製造部のHです。つい先日まで暑かったですが、また最近冷え込んできましたね。毛布をしまったのにまた出すはめになってしまいました。余談ではありますが、暑い時と寒い時では音が伝わる速さが違います。
その理由は、分子の動きに関係するのだそうです。空気が暖かいときは、空気分子が激しく動き回るため隣の分子に波を伝達するのが速くなります。逆に寒いときは、空気分子の動きが鈍いため波の伝達がおそくなります。温度差が激しいこの時期、こういった音の違いを聞き分けるのも一興かもしれません。
話は変わりますが、先日初めて「SHIZUKA-SDM」を製作いたしました。ということで、今回はSHIZUKA-SDMをご紹介したいと思います。この記事を読んでいただき、皆様がSHIZUKA-SDMに興味を持っていただければ幸いです。
SHIZUKA-SDMのここがすごい
SHIZUKA-SDMは、弊社の製品の中でも異色を放っています。その理由は、アルミ材を一切使っていない事。弊社の製品は、ほとんどがアルミを用いています。それゆえ、ほかの製品と比べると非常に軽いです。パーテーションになっているため、持ち運びがしやすいです。
また、吸音面が布になっており、色が青、赤、グレーの三色ございます。デザイン性が優れており、音楽関係のお客様がよく購入されます。スタジオなどでつかわれています。まとめますと、
- 非常にかるい
- 持ち運びしやすい
- デザイン性が優れている
という三拍子がそろった商品です。
今回初めてSHIZUKA-SDMを作成したわけですが、苦戦することが多々ありました。なかでも苦戦したのが枠(端面補強材)をつける作業です。他の製品の枠を付ける作業と大きく違うのが理由です。
弊社の他の製品の枠はアルミでできていますが、SHIZUKA-SDMの枠は樹脂でできていますので、切るときに非常に滑ることもあり、寸法通りに切るのは技術が必要です。また、SHIZUKA-SDMはパーテーション式になっているため、蝶番をつける必要があります。その蝶番用の穴を打つ場所に印をつけるのですが、その作業のときも非常に滑ります。穴がずれると蝶番が入らなくなりますので、かなり神経を使う作業になります。
音の響きを検証
実際に製作後、声を出した時の音の響きの違いを、パーテーションの中と外で比べてみました。すると、パーテーションの中だと、ほんとんど声が響きませんでした。効果は充分だといえます。自身が作った製品の効果が実感でき嬉しかったです。
SHIZUKA-SDMに興味を持って頂けましたら、是非ともお問い合わせください。