まるでその場に居るような感覚になる立体音響を実現する『バイノーラル録音』について
こんにちは!ソリューション事業部のTです!
長いゴールデンウィークが終わってしまい、今日からまたお仕事が始まる方も多いと思います。休みの長さは人それぞれですが、休み明けは少し気が緩んでしまいますよね。私は気が緩んでしまうとミスをしやすくなってしまうので気を引き締めて今日も頑張ります!
休日はYouTubeなどで好きな音楽を聴いて、色々な曲を聞くのが好きなのでおすすめに出てきた音楽も積極的に聴いています。色々な音楽を聴いているとたまに「立体音響」とついた動画も最近はよく見かけることが多くなりました。立体音響の動画は普通の動画よりも臨場感があります。イヤホンやヘッドホンをして曲を聴くとまるでアーティストがその場で歌っているのではないかと錯覚するようなリアルな音を楽しむことができます。
では、この「立体音響」はどのようにして臨場感のある音を出しているのでしょうか?今回は、そんな立体音響についてのお話です。
立体音響の仕組みは録音方法にあります
この立体音響の音楽と普通の音楽の大きな違いは、録音方法にあります。普通の音楽の録音は、基本的にマイク1本で録音することが多いのですが、それではなかなかリアルな音を再現することはできません。音の波は、発生源から様々な所に反射して耳に届くため、同じ音でも、入ってくるタイミングや強さが微妙異なり、右の耳と左の耳に入ってくる音の波は違います。
マイクで収集できる音波は、その一か所の波を記録することしかできませんので、例えマイクがステレオマイクであっても、実際に耳に入ってくる音とは異なってしまうため、人間の耳に実際に入っている音の状況と全く同じ状況を、マイクで再現することで解決します。その録音方法の1つとして『バイノーラル録音』があります。
立体音響の録音方法は『バイノーラル録音』
バイノーラル録音とは、人間の鼓膜に届く音声をそのまま記録することによって、イヤフォンで再生したときに、あたかもその場に居合わせたかのような臨場感を再現することができるという録音方法です。
簡単に言いますと、人間の頭の形をしたものを用意して、その耳の鼓膜の位置にマイクを埋め込んで、録音をすることで、臨場感あふれる音楽をを聴くことができるというわけです。
関連サイト:ダミーヘッドマイクを使用したバイノーラル収録~通常のボイス収録との違いなど(MIT STUDIO様)
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