「耳鳴り」の原因~大きな騒音には要注意
製造部②です。
先日のイチローの引退のニュース、びっくりしましたね。WBCの決勝で放ったヒット、今でもあの時の興奮が忘れられません。平成の終わりとともに、野球も一つの時代が終わるのだなぁとしみじみ感じております。
さて、本日の記事では「耳鳴り」をテーマにお話したいと思います。
耳鳴りとは
皆さん一度は経験あると思いますが、他の人には聞こえない、頭の中で鳴るキーンという嫌な音を耳鳴りといいます。
耳鳴りには大きく2つの種類があると言われています。
①自覚的耳鳴り
一般に耳鳴りと呼ばれるのがこの自覚的耳鳴りです。実際は鳴っていない音が聞こえるということは、耳から脳への神経の伝達経路過程で何らかの障害が起きているということが考えられます。しかし、残念ながらこの自覚的耳鳴りについては、原因がはっきりと解明されている訳ではないそうです。
②他自覚的耳鳴り
同じ耳鳴りには分類されますが、この他覚的耳鳴りは自分で気づかないことがほとんどです。こちらは、耳管の周りの筋肉や、耳小骨についている筋肉が麻痺・痙攣することによって引き起こされる間欠的な耳鳴りです。自分で自覚することはほとんどなく、医師が聴診器でつないで確認することができるため、他覚的耳鳴りと呼ばれます。
耳鳴りの原因
耳鳴りの原因は様々ですが、一般的には下記のようなものが挙げられます。
①大きな騒音
耳鳴りの原因として最もポピュラーなのが大きな騒音です。 大音量の音楽、銃声や爆発音、建設や園芸機械からの大きな騒音に曝された後は、耳鳴りに悩まされることがあります。音楽フェスやライブの後に経験したことのある人もいるかもしれません。また、工場などで働く方は、長時間機械音に晒され続けることがあるため、少なからず影響を受ける可能性があります。
②加齢
加齢に伴う聴力低下と耳鳴りが関連していると考えれています。 年を重ねるにつれて、耳の神経線維に伝わる信号量が減少し、耳鳴りに関連する難聴の問題を引き起こす可能性があります。
③耳あか
耳あかの詰まりが耳鳴りの原因となることがあります。
④薬の副作用
一部の投薬は副作用として耳鳴りを誘発するとされています。
耳鳴りによる症状・対策
耳鳴りは突然発生することが多く、しばらく経って消えたかと思うと、またぶり返すことがあります。絶え間無い不快な騒音に加え、ストレス、睡眠の問題、不安だけでなく、うつ病を引き起こす場合もあります。そして、そのすべてが耳鳴りを更に酷くさせる、という悪循環に陥る可能性があります。
耳鳴りのほとんどがその原因疾患がわからず、多くの場合でストレスによるものと診断されます。その場合はステロイドなどの薬を使った薬物治療を早期に行います。
原因がはっきりとしている場合は対策がより効率的になります。例えば機械音などの大きな騒音が原因の場合は、その騒音の源を静音化することで対策が可能です。機械の静音化に関しては、静科でも過去にも様々な事例があり、お力になれると思います。こちらのリンクより施工実績をご覧になることができます。
耳鳴りは悩む方が多い一方で、専門の医療機関が少ない印象があります。何か別の大きな病気の予兆である可能性もあるので、早めに耳鼻科を受診するのが良いでしょう。