作業環境改善に向けて~騒音測定・調査を行い最適な防音パネルをご提案~全国対応
こんにちは、ソリューション事業部です。今回は工場の騒音測定に関してご紹介をさせていただきます。
防音対策を行う際は必ず騒音調査(全国対応)を行います
騒音測定は当社が防音対策を行う際は必ず調査を行い、測定を基に提案をさせていただいております。弊社で所有している測定器には周波数分析機能がついております。音には騒音レベル(db)以外にも音の特質を表す周波数(Hz)があります。この周波数を確認することで、防音パネルの厚さや仕様を決めていくので、非常に重要な部分です。
特に工場の中では様々な機械の稼働音が発生しているため、周波数を分析しないと対策を行っても効果が得にくい可能性もあります。なお、騒音調査は全国で行っておりますので、ご興味のある方は「お問い合わせ」よりご相談くださいませ。
職場改善・健康増幅について積極的な企業様が増えてきました
ブログの方でも何度か取り上げさせていただいておりますが、工場には従業員の方の安全・健康を守るために「騒音障害防止のためのガイドライン」が策定されております。メインのところを要約しますと、従業員の方が働く現場において、85db以上の騒音が発生する場合は、何らかの防音対策や保護具を身に着けて安全を確保するように定められております。工場に限らず、騒音現場というのは周囲の方の健康を害す(例えば難聴など)や集中力の低下、周囲の危険信号の確認、コミニケーションの阻害に影響します。
以前は防音対策というと、生産性に寄与しない対策のようにとらえる傾向にもありましたが、近年の従業員の働き方への着目から、職場改善・健康増幅について積極的に対策を行う企業様が増えてきました。仮に自社で測定を行う時にも測定方法があります(以前、投稿した「工場内騒音測定のポイント~等価騒音レベルと最大値の確認~」をご参照くださいませ)。
騒音測定の結果を元に、最適な防音パネルの仕様をご提案
静科で騒音測定を行う時は、作業環境測定のルールにも基づきますが、根本的な騒音源がどこかを確認いたします。例えば油圧ポンプの場合、ポンプ直接から音が出るケースもあれば、油圧のホースから音が伝わっているケースもあります。機械から1m離れて測定を行うB測定だと、本質的な音の測定ができない可能性がありますので、機械直近で周波数を確認しながら、特に目立つ音の特質を確認を行っております。
また、測定のプロでも現場のプロではないので、現場の稼働状況(時間によって発生する音など)をヒアリングしながら瞬間的な騒音なのか、継続的な騒音なのかも対策検討の一つとなります。測定後にはお客様一人一人に測定報告書を作製させていただいております。現場の騒音レベルや周波数をグラフに表し、問題となる部分の改善方法、使用する防音パネルの仕様を提案させていただいております。工場での作業環境を改善されたい方がいましたら是非ご相談くださいませ。