クリーンルーム向け『一人静タイプZ』~発塵・耐水性に優れた防音パネル
みなさんこんにちは、製造部の横山です。
最近はとても天気が良く、外に遊びに行きますがビールがすごく飲みたくなってしまいます。仕事終わりのお酒、休日でのお酒もまた美味しいと思います。
余談はここまでにして。今回は、弊社が取り扱っている防音パネルには各種タイプがあり、またタイプによって突出した性能が異なります。その中で今回は『一人静タイプZ』についてご紹介させて頂きたいと思います。
クリーンルームでも使用できる一人静タイプZ
クリーンルームは、精密機器の製造などにおいて、目に見えない塵をなくし、製品等への付着を防止するために使われます。小さな塵ですら製品の性能に影響を与えてしまうからです。製品によってはクリーンルーム内の温度や湿度の管理なども厳密に行う必要がある場合もあります。クリーンルームが使われるのは半導体、精密機器、樹脂製品、液晶などの表示パネル、医療機器、食品などの製造現場が多いです。調べてみると少なからず自分たちが購入している色々な商品もクリーンルームで製造されたものかもしれません。『一人静タイプZ』はこのようなクリーンルームの防音に適した製品となっています。
一人静タイプZの優れた仕様
従来の防音材は経年劣化や浸水で発塵や性能劣化の可能性があります。本製品は『一人静 タイプA』の表面に、パンチングメタルと薄いフィルムを取り付け、内部素材の発塵を抑えるとともに、振動による音の吸収を実現し、表面からの吸水を抑え劣化しにくい仕様になります。薄いフィルムは無数の切れ目が入っており、空気は通しますが大きめな分子は通さないので、音を吸収して水分をシャットアウトすることで吸音性能は損なわれません。防音材を導入しづらいクリーンルームや、常時水が発生している環境でのご使用に有効です。また屋外でも使っていただくことも可能ですので、屋外のダクトの騒音対策にも使用可能です。
一人静タイプZ発塵性について
発塵性については、外部検査機関にて試験を行いました。試験機に『一人静タイプZ』をセットし、上方より風速0.5m/sの清浄な風を通気して発塵量を測定。気中パーティクルカウンタ(TS6500型 日立ハイテクデーイーテクノロジー製)を用いました。約10センチの距離から10分間測定し、発塵がみられない評価報告を頂きました。
今回は、『一人静タイプZ』をお話させて頂きました。当ブログで一人静タイプZの施工事例の詳細もございますので気になる方は是非ご確認ください。
関連記事:一人静タイプZの施工事例
防音対策導入にあたり、どのような仕様にするか迷われている場合でも、弊社は、現場状況や騒音対象物に応じてご提案をいたします。騒音対策・防音工事等のご相談はなんでもご気軽にお問い合わせください。
※『一人静タイプZ』は購入後カットが出来ません。ご注文時にサイズをご指示下さい。