低周波用5面体防音ボックス~コストを抑えつつ防音効果を最大限に
こんにちは。製造部④号です。今週は毎日雨でテンションも中々上がらないですね。来週からは気温も上がり天気もいいみたいなので心も晴れそうです。
本日は2018年になってから、私が初めて1人で製作した製品をご紹介します。
低周波用5面体防音ボックス
厚さ70ミリの低周波騒音対策用の床なしの5面体防音ボックスです。お客様からのご要望により、上から被せて、ビスで簡単に組み立てが出来る使用になっています。開口部は正面と天井にあり、どちらもお客様に寸法を決めていただき切り欠いた物になっております。
5面体のメリットとデメリット
そもそもなぜ6面体ではなく5面体なのか、6面体に比べて5面体のメリットとデメリットは何か。まず初めに5面体のメリットです。5面体にすると騒音になっているものを簡単に囲うことができます。上からはめるだけだったり、どこか1つがあいているだけでも設置がとてもスムーズに行えます。また、6面体よりもパネルの数も減りますので自然とコストダウンに繋がります。
次にデメリットです。お気づきかと思いますが、6面体に比べてやはり効果が落ちます。 6面体で防音ボックスを製作した場合は、騒音レベルが約20デシベル程落ちますが、今回の製品の場合は15デシベル程の結果になりました。ただし、5面体は開口部もあり密閉度が6面体よりも劣ってはいるものの、5デシベル程しか変わりがないのであれば、コストダウンを優先して5面体でも良いと思います。
できる限り低コストで提供できるよう最善を尽くします
また、弊社の吸音パネルはボックス型だけではなく、パーティション型提供しております。パーティションとしてご利用頂いた時は、約10デシベルほど軽減します。
弊社ではお客様のご要望に合わせ、なるべく低コストで出来るよう最善を尽くしております。今回は低周波用のパネルでしたが、弊社にはクリーンルーム向けや熱対策用など様々な種類のパネルがございます。加工方法も今回は開口だけでしたが、吸気ファンや開閉式扉の取付けも可能です。
お客様により良いサービスを提供できる様、上記のような様々な環境に応じた製品製作やカスタマイズを行っております。何か不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせ頂けますと幸いです。