チラー(冷却水循環装置)用防音ボックス~熱対策できる防音パネル「一人静タイプD」
製造部②です。
最近周りの友人たちから続々と花粉症の症状の報告が相次いでいます。私自信は体質的に花粉は大丈夫なようですが、花粉症はある時突然くる、との話も聞いてるので油断は禁物です。ちなみにその友人に花見に行こうと誘いましたが、当然却下されました。
さて、本日の記事は現在製作中の「チラー用防音ボックス」のご紹介をさせて頂きます。
チラー(冷却水循環装置)とは?
チラー(冷却水循環装置)とは、水を循環させて、目的の試料または装置を冷却し、温度管理をする装置の総称です。おもに冷却することを目的とすることが多いことからChiller(chillは英語で冷やす)と呼ばれています。実際には冷やすだけでなく温めることもあり温度域は種類により様々です。チラーが使われている場所・機械の一例として、下記が挙げられ、他にも様々な機械装置で導入されています。
・レーザー加工機
・X線装置
・印刷機械
・電子顕微鏡
・真空ポンプ
製作にあたり熱対策できるパネルを選定
今回はお客様より、このチラーの騒音を低減してほしいとのご相談でした。音源となる機械が温度管理をする機械ということなので、防音パネル「一人静タイプD」を防音ボックス製作時に使用するパネルとして選定致しました。一人静タイプDはパネル内部にアルミ材でてきたハニカム構造を内蔵しており、通常の紙のハニカムに比べ熱伝導性が高いのが特徴です。
チラー用防音ボックスの仕様
本件のように、ボックスにした際に熱籠もりが懸念されるケースでは、一人静タイプDを使用することでその問題を解消することができます。また、オプションとして下記画像のように、熱逃し用の排気ファンを取り付けることも可能です。排気口・ファン部分には専用のファンカバーも付属することができますので、開口よりの音漏れの心配もございません。その他防音ボックスのその他の仕様は下記になります。
・ボックスで囲った状態のまま機械についている操作盤を見るための小窓
・機械操作用に天板の一部が開閉可能
・吸気用にパネルの一部を浮かす
このように、静科の防音ボックスはお客様の用途・ご要望に応じてオーダーメイドにての製作が可能となっております。
様々な方法で騒音解決に取り組んでいます
静科では、防音ボックスの他にも、パネルのみの販売、パネルのレンタル、移動可能なキャスター付き防音パネルの販売など、様々な方法で騒音への解決に取り組んでおります。
音のことで何かお困りでしたらお気軽にお電話/お問い合わせフォームにてご相談ください。