冷凍庫のコンプレッサーの騒音対策用に防音壁を設置~騒音測定により騒音発生源を特定
製造部②です。
先日の大雪の日、みなさんは無事帰宅できましたでしょうか。私はバスも電車も人が多すぎて乗れず、雪の中をただひたすら歩いて帰りました。今週も雪が降るとの予報を見かけましたが、あの日の再現にならないことを祈ります。
今回は過去の防音対策の施工例として、某コンビニエンスストアの壁面に設置した防音壁をご紹介致します。
本件は、コンビニエンスストアの隣家への音対策のご相談でした。まずは騒音源を特定するため、現地にて騒音測定を行いました。環境計量士による騒音測定の結果、店内の冷凍庫のコンプレッサーの低い音がどうやら騒音の原因のようです。そこで今回は対策として、低い音に強い「一人静タイプL」を防音壁として使用し、建造物の外壁に施工することで音の低減を試みました。
低周波と呼ばれる低い音は、一般的な防音材(グラスウールやロックウール)では対処が難しく、より効果的な防音材を選定しようとすると、どうしても分厚くて重たい(鉛など)素材を使用するしかありませんでした。
弊社の防音パネルは通常の防音材と比べ、薄くて軽い素材ですが、性能に関してはそれらと同等の防音効果を得られます。施工や加工がしやすく、また国土交通省不燃認定を受けているため、より安全な防音製品としての採用が可能です。
一人静タイプLは防音パネル「一人静タイプA」の基本構造を活かしつつ、吸音層が増し、更に特殊石膏ボードを内蔵することにより高い遮音効果が得られます。高音域のみならず低音域でも高い吸音・遮音効果を発揮します。大型の機械、エコキュート、室外機やモーター音など従来対策が難しい音にも対応可能となっています。